COLUMN コラム
2021.11.29
【国家資格】ウェブデザイン技能検定の概要や勉強方法まとめ【3級】
今回はWebデザイン唯一の国家資格である、【ウェブデザイン技能検定3級】の概要や、私が実際に行った資格取得のための勉強方法などを紹介しようと思います。
1. ウェブデザイン技能検定とは
ウェブデザイン技能検定とは、Webデザインに関する唯一の国家資格です。3つの等級区分が設けられており、1級に近づくほど取得難易度は上がります。
試験ではデザイン、プログラミングの両方のスキルを求められますが、デザインに関してのセンスは試験では必要ありません。あくまでもデザインをする上での知識問題が主に出題されています。
ウェブデザイン技能検定は、国家検定制度である技能検定制度の一つとして、
厚生労働省より職業能力開発促進法第47条第1項の規定に基づき指定試験機関の指定を受け、
特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会(以下、当協会)が実施するものです。試験は実技および学科試験で実施され、
関連国際標準規格等に基づきウェブデザインに関する知識・技能、実務能力等が問われます。
1級の合格者には厚生労働大臣より、2級及び3級の合格者には当協会理事長より、
ウェブデザイン技能士の合格証書が発行されます。
引用:ウェブデザイン技能検定
2. 試験日程
試験は毎年4回行われています。去年はコロナの影響で3回だったようですが、
今年度の日程は令和3年5月23日(日)、令和3年8月29日(日)、令和3年11月28日(日)、令和4年2月20日(日)となっております。
3. 出題形式及び合格基準
出題形式
学科:2択あるいは4択から選択するマークシート方式
実技:6つの課題から5つ選択し回答する課題選択方式
合格基準
学科:70点以上(100点満点)
実技:70点以上(100点満点:ただし、試験要項に示す各作業分類において配点の60%以上の得点を得ること)
学科は全部で25問出題されるので、18問正解すれば合格となります。
4. 勉強方法
私はすでにウェブデザイン技能検定3級には合格しています。その際の勉強方法を紹介しますので、少しでも参考になれば幸いです。
学科試験
学科試験の過去問はウェブデザイン技能検定の運営である、インターネットスキル認定普及協会が過去3回分を公開しています。
さらに過去の問題は有志でまとめてくださっている方がいますので、私はとにかく過去2、3年分の問題をとにかく解きました。
1. まずは一度過去問を解く。
2. 間違えていた箇所をピックアップし、回答をただ見るだけではなく実際に調べて理解を深める。
3. 次の過去問を解く。
4. 2と同様に間違えていた箇所をピックアップし、回答をただ見るだけではなく実際に調べて理解を深める。
5. 過去2.3年分が終わったらまた最新の過去問に戻る
とにかく過去問を繰り返し解いていると、早い段階で試験の傾向に気づけると思います。
そこまでしなくても、ウェブデザイン技能検定3級は初心者向けで、試験合格率は約60%を超えていますので、肩の力を抜いて試験勉強に励むと良いでしょう。
参考:過去問題の公表 – ウェブデザイン技能検定
参考:【IT資格】ウェブデザイン技能検定3級に独学で合格! 過去問題を徹底解説
実技試験
実技試験は、会場に用意された検定用のパソコンを使用します。
あらかじめ課題がパソコン内に用意されているので、課題に従って回答します。
実技試験の過去問も筆記試験と同じく過去3回分が公開されているのですが、課題の元となるデータは配布されていないので、協会が用意している練習問題を解きましょう。
問題自体はimgタグのパスを訂正するなど、サイト制作の入門レベルの簡単な問題が出題されるのですが、
回答を保存するフォルダを自ら作成し、さらにフォルダ名も指定されるので、その辺りだけ間違えないように注意しましょう。
問題の文章をよく読めば間違えることはないと思うので、簡単だからといって気を緩めず、最後まで気を引き締めて試験に挑んでください。
少しでも不安な方は協会が発刊している問題集を購入するのも良いでしょう。
おわりに
今回はウェブデザイン技能検定3級の概要や勉強方法についてご紹介しました。
ウェブデザイン技能検定は歴とした国家資格なので取得しておいて絶対に損はありません。
Web制作初心者の方にもおすすめできる検定なので、まだ取得していない方はぜひ挑戦してみてください。