COLUMN コラム
2021.11.15
LPの基本構成を知ろう!-「PASONA(パソナ)の法則」とは-
LP(ランディングページ)とは広義には「ユーザーが最初にアクセスするページ」のことを指しますが、Web業界でのやり取りとしては「1ページ完結型のWebサイト」だったり、「Web広告用のサイト」という意味で使われることが多いのではないでしょうか。
LPの依頼=「Web広告用のサイト」という意味合いであることがほとんどかと個人的には感じています。つまりそのLP=「サービス・商品の紹介ページ」を通して、商品へのお問い合わせや購入など、ユーザーのアクションを誘導することが目的となる制作です。
そんなLPには効果的な構成としてある程度決まった型が存在します。制作に携わる方であればすでにご存知の方も多いかと思いますが、本日は『LPの基本レイアウト』についてご紹介します。
LPの基本構成とは
LPは大きく分けて以下3つの要素から構成されます。
1. ファーストビュー
2. ボディ
3. クロージング
様々なLPをチェックして、意識しながら要素分けしてみると理解しやすいかと思います。
それでは一つずつ見ていきましょう。
1. ファーストビューエリア
ファーストビューはLPの中で最重要なエリアです。
LPを訪問した誰もが目にする画面であり、ユーザーの惹きつけ具合によってその後が閲覧されるか直帰されてしまうかが決まります。
ファーストビューは主にメイン画像、キャッチコピー、コンバージョンボタンで構成されています。
キャッチコピー
キャッチコピーは特に重要で、ユーザーにとって魅力的でインパクトのあるものになっていることが必須と言えます。
メイン画像
また、メイン画像も手を抜けません。なぜなら3秒で好きか嫌いかを判断すると言われる人の脳を考えれば、文章より一瞬でイメージを伝えることのできる画像は強力で視覚で訴えることができるためです。
コンバージョンボタン
最後にコンバージョンボタンですが、ここでチェックすべきは興味を持ったユーザーが迷わずアクションしやすいボタンになっているかです。どこへ問い合わせればいいのか分からない、ボタンだと気づかれにくい装飾、ボタンの場所が分かりにくい、などがあっては大変勿体ないことです。せっかく問い合わせたい気分になったユーザーにとっても不親切な展開です。ボタンを目立たせるように工夫し、押したくなるようなボタンを目指しましょう。
2. ボディエリア
ファーストビュー(キャッチコピー)に続くボディエリア(ボディコピー)では、具体的に商品・サービスの魅力を伝えていきます。
ただ魅力やメリットを並べるだけではなく、ユーザーにとってベネフィットが感じられ、それを達成できるものだと理解してもらうことが大切です。
ボディコンテンツを作成する際には、有名な「PASONA(パソナ)の法則」を活用してみましょう。
日本の経営コンサルタントで国際的なマーケッターである神田昌典氏によって提唱されたこの法則は、ボディコピーの型として様々な場所で活用されています。
PASONA(パソナ)は以下の頭文字を取ったものです。
Problem(問題) :問題定義・明確化
Agitation(扇動) :問題点を煽り立てる
Solution(解決策) :解決策の提示と証拠、利用者の声など
NarrowDown(絞込):限定する、締め切りや期間を決めるなどの緊急性、絞り込み
Action(行動) :行動
「PASONAの法則」は人の心理に沿って上手く構成されているため、より自然な流れで購買意欲を掻き立てます。
文章だけが良くて実際届いたら残念だったということのないよう、もしくはとても良い商品なのに伝えることができていないということのないよう調整していきましょう。最終的に買ってよかったと思ってもらえるよう全体を設計することが大切です。
3. クロージングエリア
LPの最後のエリアとなるクロージングでは「今」買いたいと思わせるきっかけ作りを行い訴求します。「PASONA(パソナ)の法則」でいうNarrowDown(絞込)、Action(行動)部分にあたります。
”先着○名様限定” ”今だけ購入者特典あり”など、ユーザーの行動を後押しする要素を加えてみましょう。
おわりに
本日は『LPの基本レイアウト』についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
本日の内容はLPだけでなくセールスコピーやコンテンツコピーを行うライターが意識しているポイントとも共通する事柄です。通常ライティングの際にもお役立ていただければ幸いです。