COLUMN コラム
2025.12.15
【2025年】Visual Studio Codeのおすすめ拡張機能・プラグイン
Web制作の現場では、作業効率を上げながら品質を保つことが求められます。Visual Studio Code(以下、VS Code)は拡張機能・プラグインを活用することで、デザインとコーディングの両面を強力にサポートしてくれます。今回は、2025年現在の実務に役立つ厳選プラグインをご紹介します。
過去のおすすめ記事で紹介しているプラグインは除外しています。
参考:VS Code おすすめプラグイン紹介
1. HTML・CSSコーディング補助系
1-1. HTML CSS Support(vscode-html-css)
「HTML CSS Support」は、HTML内でCSSに定義されたクラス名・IDを自動補完してくれる拡張機能です。FLOCSSやBEMなど規則的な命名設計を採用している場合は特に効果が高く、タイプミスの防止やコーディング速度の向上に貢献します。
・CSS/SCSSファイルのクラス名をHTML内で自動サジェスト。
・複雑な命名規則のプロジェクトでも入力ミスを大きく減らせる。
1-2. htmltagwrap
「htmltagwrap」は、選択したテキストやコードをショートカットひとつで指定したHTMLタグで囲んでくれる拡張機能です。UI調整のためにタグを追加する際や、段落・強調などの装飾を施すときに非常に便利で、細かな編集作業の時間短縮に役立ちます。
・選択範囲をすぐにHTMLタグでラップできる。(例:p, div, span など)
・タグの打ち忘れや閉じタグミスを防止。
1-3. Path Intellisense
「Path Intellisense」は、HTML・CSS・JavaScriptなどでファイルパスを入力する際、候補を自動表示してくれる拡張機能です。パスのタイプミスや階層の迷子を防ぎ、作業スピードを大幅に向上させます。
・src=”” や href=””、import などでファイルパスを自動補完。
・ディレクトリ構造を覚えていなくてもスムーズに参照可能。
2. 品質管理・チェック系
2-1. Code Spell Checker
「Code Spell Checker」は、HTMLテキスト・コメント・class名などの英単語のスペルミスを検出する拡張機能です。誤字による修正コストを減らし、品質向上につながります。
・英単語のスペルミスを自動検知してサジェスト。
・class名やコメント、JSONなどコード内の文字列にも対応。
3. エディタの見やすさ・作業環境改善系
3-1. zenkaku
「zenkaku」は、ソースコード内に紛れた全角スペースを視覚的に強調表示してくれる拡張機能です。全角スペースはレイアウト崩れの原因になることも多いので、特に日本語環境では必須です。
・全角スペースを強調表示して、意図しない混入を防ぐ。
・入力時にすぐ気づけるため、デバッグ工数を削減できる。
3-2. Peacock
「Peacock」は、VS Codeのウィンドウカラーをワークスペース単位で変えられる拡張機能です。複数の案件を同時に開いたり、本番・開発環境を並行作業する際に、ウィンドウの色分けによって「どれがどのプロジェクトか」を判別しやすくなります。
・複数の案件を開いていても視覚的に判別しやすい。
・操作ミスを防止できる。
おわりに
今回はVS Codeのおすすめ拡張機能・プラグインを紹介しました。VS Codeのプラグインは、上手に組み合わせることで作業環境が大きく向上します。今回紹介したプラグインは、日々のコーディングを快適にし、ミスの削減にも役立つ定番ツールですので、ぜひ取り入れてみてください。