使ってますか?画像圧縮ツール「TinyPNG」

 

Webサイトを制作する上でほぼ必ず使用する写真や画像ですが、みなさんはサーバーアップの際に圧縮処理をしていますか?

一枚だけを圧縮したところでサーバーへの負担、読み込み速度に変化はありませんが、多くの画像を使用するようになった昨今のWebサイトでは、画像を圧縮することでサーバーにかかる負荷の軽減、読み込み速度の改善が期待できます。

 

今回は画像圧縮の際に役に立つWebツール「TinyPNG」を紹介します。

 

1. TinyPNGとは

冒頭で述べたように、「TinyPNG」とはブラウザ上で利用できる画像圧縮ツールです。

一度に20枚、ファイルの容量は5MBまでと上限がありますが、無料で利用できる便利なツールです。

画像によっては50%以上の圧縮が可能で、後ほど比較しますが、圧縮前の画像と見比べてもほとんど劣化が見られません。

これほどの圧縮率であれば読み込み速度の向上も十分期待できますね。

サイト:TinyPNG

 

2. TinyPNGの使い方

使い方は非常に簡単で、サイトにアクセスしたらフォルダから圧縮したいファイルをドロップするだけで自動で圧縮されます。

 

 

 

圧縮が完了するとダウンロードボタンが表示されるので、そちらをダウンロードして圧縮完了です。

フォルダ名は元々の名前が使用されるのでわざわざファイル名を直したりという手間もありません。

 

 

3. 圧縮画像の比較

では、先ほどの手順で圧縮した画像を比較してみましょう。

 

<圧縮前>

 

 

<圧縮後>

 

 

2枚の画像を見比べても目立った劣化はありません。

ほぼ同じ画像に見える2枚ですが、画像の詳細を見てみると圧縮前は831KB、圧縮後は295KBまで圧縮されています。

約65%も圧縮されていますね。

一枚では意味がなくてもチリも積もれば山となるので、決して馬鹿にはできません。

 

4. TinyPNGを使用するリスク

TinyPNGを使用する際にはリスクもあります。

オンライン上に画像をアップロードする以上、TinyPNGから画像が外部に流出する可能性があります。

悪意を持った人間が画像を盗み、悪用する恐れがありますので、流出して困る画像のアップロードは控えた方が良いかもしれません。

また、ダウンロードする際にスパイウェアを仕込まれる可能性も0ではありませんので、危険性を知った上で利用して下さい。

 

Webサイトに使用することを前提として書いているので、流出云々は問題ではないかもしれませんが、安全性を考慮するのであれば、ローカルで全てが解決するよう別の圧縮ソフトを使用しましょう。

 

おわりに

今回はブラウザ上で利用できる画像圧縮ツール「TinyPNG」を紹介しました。

読み込み速度はユーザビリティに直結するので、Webデザイナーの方は必ず画像を圧縮してからサーバーにアップするようにしましょう。

弊社では士業やメディア、医療関係を中心にサイト制作を行っております。webサイトについてお悩みのある方はお気軽にお問い合わせください。

コーディングで忘れずにチェックすべきポイント

PCサイトのコーディングを終えてからレスポンシブ対応を進める時、「そういえばここは◯◯にしなきゃいけないんだった…」とつい忘れがちだけど、重要なポイントってありますよね?あらかじめ注意すべきポイントを抑えておけば、手戻りが発生することなく効率良くコーディングすることができます。

今回はレスポンシブサイトのコーディングで、忘れてしまいがちだけど考慮すべきポイントについてご紹介します。

1. 見出しの行間指定

レスポンシブ対応で忘れがちなポイントの1つが見出しの行間指定です。PCサイトでは1行に収まっていたテキストが、SPサイトでは改行されることが多々あります。その時にline-heightの指定が適切に指定されていないと、行間が狭すぎたり広くなり過ぎたりと、読みづらくなってしまいます。

見出しの行間はSPサイトでの改行を踏まえて設定しておきましょう。

2. レスポンシブの改行位置

PCサイトではキレイに文字組みされていたキャッチコピーや見出しが、SPサイトではブラウザ幅に応じて改行されてしまうのは、ちょっと見栄えがよろしくありません。

brタグにclass=”sp-br”などのクラスを付与して改行位置を調整するのもありですが、このやり方ではまだ崩れてしまう可能性があります。キレイに改行させたいテキストをspanタグで囲い、inline-blockを適用しましょう。

3. flexのspace-betweenの最終行

新着記事などの一覧表示に使われるカードレイアウトをコーディングする際、要素をきりの良い数字で作成するとdisplay: flexとjustify-content: space-betweenで作りがちです。しかし、1行3列のレイアウトに要素が4〜5つしかなかった時、、最終行の要素は左寄せではなく両端寄せになってしまいます。justify-content: flex-startと指定しましょう。

4. 改行される要素の高さ指定

見出しに限らずレスポンシブ対応で文字が改行されてしまう箇所は多いです。お問い合わせフォームでよく使われるラベルやボタンなどにheight指定をしていると、SPサイトでは枠からテキストがはみ出てしまうことが良くあります。高さはpaddingで調整するようにしましょう。

5. アスペクト比が異なる画像に対応

「お知らせ」などCMSでクライアントが管理する投稿コンテンツは、デザイン上想定していたアスペクト比とは異なる画像が使用される可能性があります。その際にoverflow: hiddenを設定していないとレイアウトが大きく崩れてしまいます。
投稿コンテンツの画像エリアにはoverflow:hiddenを忘れないようにしましょう。

6. transitionで予期しないアニメ―ション

hover時に滑らかなアニメーションを指定する際、深く考えずにtransition: allを設定していると、幅を縮めた時に予期しないアニメーションが発生することがあります。アニメーションさせるつもりのないプロパティがtransition: allの指定によって、すべてアニメーションになっているのが原因です。面倒臭がらずにtransition : opacity 0.3, transform 0.3 とアニメーションさせたいプロパティを指定しましょう。

おわりに

コーディング業務で指定が漏れてしまいがちなポイントについてまとめてみました。

デザインからコーディングをする際に、常に理想の状態(文字数や画像サイズ)を前提としたコーディングをしていると、このような落とし穴にはまってしまいがちです。Webデザイナーとしては実際の運用を常に見越して、あらかじめ注意すべきポイントを抑えたコーディングを心がけましょう。


弊社では士業やメディア、医療関係を中心にサイト制作を行っております。Webサイトについてお悩みのある方はお気軽にお問い合わせください。

写真の基本構図パターンを知ってサイト制作に活かそう!

 

サイト制作を行うWebデザイナーは、仕事で写真を撮ることはなくても写真データを扱う機会は多々ありますよね。

 

クライアントから提供された写真素材をそのままの縦横比で使用することは少なく、大抵はサイトに合わせて適宜トリミングすることが多いのではないでしょうか。

 

Webデザイナーとしてデザインを左右する写真を適切に扱うためにも、写真の構図を理解し効果的に使えるようになりましょう!

写真の重要性

写真が与える印象は文字より大きいと言われています。そのため写真をパッと見て3秒以内に興味を持たれなければ内容まで見てもらえないこともしばしばです。

 

逆に写真がサイトやテキストの内容と一致しており、適切に扱えている場合には流し読みや飛ばし読みが容易になるため読まれやすいとも言われています。

 

「その写真で何を伝えたいのか」「見せたいポイントはどこなのか」を考えて使うこと、その上で「見せたいポイント」に注目させる構図とはどのようなものか、サンプルの写真を交えて紹介したいと思います。

 

基本的な構図

1. 三分割構図

写真を縦横に三分割して、その線や交差する点に被写体や要素を配置する構図です。

オーソドックスでバランスの良い配置となる定番構図で、感情や関係性、全体を表現しやすいとされています。

 

 

2. 二分割構図

写真を縦もしくは横の二分割にする構図です。

色や奥行きが分かれているときに使いやすく、境界線をはっきりと出せることでシンメトリーのような美しさを表現することができます。

 

 

3.日の丸構図

被写体を中央に配置する構図です。

被写体を目立たせ、ストレートに捉えられることが特徴です。そのシンプルさゆえに力強い印象にもなれば、つまらない印象にもなりやすいので使い方のバランスが大切です。

 

 

4.放射線構図

ある一点から放射線状にひろがっていくような構図です。

遠近感や奥行き感を強調することができます。放射線の消失点に被写体を配置すると視線誘導にも有効です。

 

 

5.対角線構図

対角線上の線に境界を配置したり、被写体を乗せる構図です。

2つの被写体を見せたい場合、横並びよりも対角線上に置いたほうがバランスが取れた写真になります。

 

 

6.トンネル構図

枠となる風景の中にメインの被写体を置く構図です。

被写体に視線が集中しやすくなるため、より印象的に見せることができます。

 

おわりに

写真や素材の使い方・見せ方については「なんとなく良い」の主観も大事にしつつ、「なぜその配置にしたのか(切り取ったのか)」説明できる知識や目線を養っていきましょう。

弊社では士業やメディア、医療関係を中心にサイト制作を行っております。Webサイトについてお悩みのある方はお気軽にお問い合わせください。

セレクトボックスの初期値の色を変える方法

 

inputタグであれば「選択してください」の文字色を変えたいときcssで簡単に色を変更できます。
しかし、セレクトボックスはcssで色の変更をすることができず、プレースホルダーを設定することもできません。そこで今回はセレクトボックスの初期値の色を変える方法をご紹介します。
とても簡単に変えることができるので、ぜひ試してみて下さい。

1. セレクトボックスとは

ボックスをクリックすると選択項目が複数出てくるフォームタグの一種です。

2. 完成サンプル

「選択」の文字は実際に選択肢に入ってないので、グレー色にします。
サンプル1を選択した際は、赤色で表示されます。

 

3. コード紹介

3-1. htmlファイルを用意する

重要なポイントは、selectタグにonchange属性をつけることです。onchange属性はselect要素の属性が変わったときに起動します。

<select name="sample" onchange="Color(this)" required>
 <option value="" disabled selected>選択</option>
 <option value="2">サンプル1</option>
 <option value="3">サンプル2</option>
 <option value="4">サンプル3</option>
</select>

3-2. CSSファイルを用意する

ページをひらいたときの最初の色を指定します。

select{
 color: grey;
}

 

3-3. JavaScriptファイルを用意する

onchangeで属性が変わった際にvalueが0以外は文字色がredになるように指定します。

function Color(sample){
 if( sample.value == 0 ){
  sample.style.color = '';
 }else{
  sample.style.color = 'red';
 }
}

 

おわりに

今回はセレクトボックスの初期値の色を変える方法を紹介しました。
細かい所ですが、ユーザビリティに直結する大事な部分です。
htmlcssだけでは修正できず少し面倒ではありますが、やり方さえ分かってしまえば簡単に変更することが可能なので、この記事を参考に少しでも業務の役に立てていただけたら幸いです。

弊社では士業やメディア、医療関係を中心にサイト制作を行っております。webサイトについてお悩みのある方はお気軽にお問い合わせください。

【WordPress】インスタグラムフィードをWebサイトに表示するプラグイン「Smash Balloon Social Photo Feed」の使い方

 

 

SNSが発達している今の時代、「TwitterやFacebook、Instagramのフィードをサイト内に埋め込みたい。」という要望をお客様からいただくことが多々あります。

Twitter、Facebookは公式のサービスを使えば埋め込むためのコードが発行されますが、Instagramに同様のサービスはありません。※2021年3月現在

 

今回紹介するプラグイン「Smash Balloon Social Photo Feed」を使用すれば、誰でも簡単にインスタグラムの投稿をサイト内に表示することができます。

1. Smash Balloon Social Photo Feedのインストール

 

①WordPress管理画面「プラグイン」→「新規追加」より「Smash Balloon Social Photo Feed」を検索しましょう。

②同じプラグインが二つ表示されていますが、有効インストール数の多いものをインストールして下さい。

③プラグインを有効化し、サイドバーに「Instagram Feed」と表示されていれば事前準備は完了です。

 

2. アカウントとの紐付け

 

プラグインの有効化が完了したらサイドバー「Instagram Feed」より設定画面を開きます。

赤枠内のボタンを選択し、インスタグラムの各種情報を入力します。

 

 

 

①アカウントタイプの選択

個人利用なのか業務として利用するのかを選択して下さい。

 

②Instagramアカウントを接続する

接続を選択すると次の画面に遷移します。

 

 

 

サイト内に表示させたいインスタグラムのログイン情報を入力します。

 

 

 

プラグインがフィードを取得するため「許可する」を選択して下さい。

 

 

 

インスタグラムとの紐付けが完了したら赤枠内に先ほど設定したアカウント名が表示されます。

この画面が表示されていればアカウントの紐付けは完了です。

 

3. Instagramをサイトに表示する

 

先ほどインスタグラムとの紐付けを行なった設定画面を下にスクロールすると、「フィードを表示する」が現れます。

説明文にある通り、[instagram-feed]をコピーし、表示させたい箇所に貼り付けて下さい。

 

 

 

今回は私の個人的なアカウントを紐付けましたので可愛い愛犬がサイト上に表示されました。

残念ですが、今回は愛犬については割愛させていただきます。

 

4. レイアウトの変更

 

Instagram Feed設定画面「2.カスタマイズ」よりレイアウトの変更が可能です。

表示する枚数や並び、その他ボタンの装飾なども設定画面から手軽に行うことが可能です。

 

 

 

また、出力されるコードには細かくclass名が付いているので、スタイルシートからのレイアウト変更も可能です。自分好みのレイアウトに変更しましょう。

 

おわりに

今回はインスタグラムフィードをWebサイトに表示するプラグイン「Smash Balloon Social Photo Feed」を紹介しました。

飲食店やアパレルショップ、美容院などのサイト制作で使用することが多いので、使用する際はこの記事を参考にしてみて下さい。

弊社では士業やメディア、医療関係の制作実績もありますので、Webサイトについてお悩みがある方は、お気軽にお問い合わせください。

Web制作でよく使われているオススメGoogle Fonts

誰でも無料で使用できて商用利用も可能な「Google Fonts」。もはやサイト制作では必須のWebサービスですよね。一つのサイト内でも日本語用フォントと英語用フォントを使い分けることで、サイトの雰囲気はガラリと変わります。Webデザイナーなら上手く活用したいところです。

しかし今現在、Google Fontsに登録されているフォントの数は1000種類以上あります。日本語フォントはまだ数が少ないものの、英語フォントは数が膨大なのでサイトの雰囲気にあったものを探し出すのは困難です。

そこで今回は、Web制作の現場でよく使われているオススメのGoogleフォントをご紹介します。ただフォントを羅列しても、どういう系統のサイトに使えるのかわからないので、それぞれの特長やシーン等を交えつつ紹介したいと思います。

1. Lato

スタイル:10種類

シンプルでクセのないフォントです。スタイルの種類も豊富で、どんな系統のサイトにも適応できる安定感があります。「6」「7」「9」といった数字がシンプルで読みやすいので、お問い合わせの電話番号がコンバージョンとなるサイトに使用すると効果的です。大文字の「Q」のヒゲが可愛いですね。

[ Latoはこちら ]

2. Roboto

スタイル:12種類

Googleのデザイナーが開発したフォントです。Androidのシステムフォントとしても使われているので、シンプルながら非常に洗練されていて読みやすいです。スタイルが12種類と豊富なので、このフォント1つでデザインにコントラストをつけることができます。

[ Robotoはこちら ]

3. Montserrat

スタイル:18種類

デザインアイデアのインプットのため、毎日色々なサイトを回遊していますが、ここ最近もっとも多く目にするのが「Montserrat」です。キービジュアルのコピーや見出しでよく使われています。大文字の頭でっかちな「R」が可愛げがあって好きです。インパクトを出したいが固くなりすぎず、可愛らしさも演出したい時にオススメです。

[ Montserratはこちら ]

4. Poppins

 

Poppins
スタイル:18種類

こちらも最近のコーポレートサイトでよく見かけるフォントです。大文字と太字のセットで使われていることが多いです。「O」や「C」が丸く、力強さの中にも可愛げがあるので、少し遊び心を演出したい時にオススメです。読みやすいフォントなので、見出しとしても本文としても使えます。

[ Poppinsはこちら ]

5. Rubik

Rubik
スタイル:14種類

角に少し丸みを帯びた柔らかい印象のフォントです。くだけすぎるのは良くないが、少し柔らかい印象にしたい時にオススメです。柔らかくて読みやすいので、子供向けにも大人向けのデザインにも使えます。最近、実際のデザイン業務で使ってみて、その使い勝手の良さを実感したフォントです。

[ Rubikはこちら ]

6. Oswald

Oswald
スタイル:6種類

縦長でスタイリッシュな印象のフォントです。文字数が多くてもスペースを大きく取らないため、グローバルナビゲーションや見出しに重宝します。大文字で書くとまとまり感があり、レイアウトがしやすいためキービジュアルのコピーとしても使いやすいです。

[ Oswaldはこちら ]

おわりに

今回はWeb制作でよく使われている定番のGoogleフォントを紹介しました。

今まで日本語フォントは考慮していたけど、英語用フォントは深く考えたことがなかった…という方はぜひ今回紹介したフォントをお試しください。メールアドレスや電話番号のフォントが変わるだけでも、デザインが引き締まることを実感できます。ただし、Google Fontsは使用しすぎるとサイトの表示速度が遅くなってしまうので、使いすぎには注意しましょう。(過去記事参照

Google Fontsには今も新しいフォントが続々と追加されています。(この記事を書いている数日前にも、日本語フォントが大量に追加されました)Google Fontsを活用してWebデザインの表現の幅を広げていきましょう。


弊社では士業やメディア、医療関係を中心にサイト制作を行っております。Webサイトについてお悩みのある方はお気軽にお問い合わせください。

「LOCAL」で快適なWordPress開発環境を構築!

 

WordPressでサイトを構築する際、皆さんはどのような開発環境で制作を進めますか?
PHPファイルはローカル環境で動かないので、通常は開発サーバーにアップロードする必要がありますが、ローカル環境でも確認できた方が便利ですよね。

 

ローカルでの開発環境を構築する上でよく使用されているのが「MAMP(Mac特化)」、「XAMPP(Windows特化)」、「LOCAL」などの無料パッケージではないでしょうか。

 

今回は「LOCAL」のセッティング方法をご紹介します。

 

1. 開発環境構築のメリット

ただのHTMLファイルであれば、使用エディタ(Visual Studio Codeなど)のプラグインなどを使用して、現在どのような見え方になるか確認できるので問題ありません。

 

しかし、WordPressのPHP言語など他言語を扱うサイト構築の際は、サーバーにファイルをアップロードしないと現状の見え方・動作を確認することができません。ローカルでの開発環境を構築するとアップロードの手間を省けるだけでなく、以下のメリットがあります。

 

開発環境構築のメリット
・ネット環境がなくても作業できる
・不具合があっても本番環境に影響しない
・無料で始められる
・本番サーバーにアップロードせずに他者共有(確認)できる

 

開発環境構築のデメリット
・本番環境移行の手間がある

 

2. インストール手順

それでは早速以下サイトより「LOCAL」をインストールしましょう。

https://localwp.com/

 

1. 右上の「DOWNLOAD」ボタンを押下

 

2. 使用するパソコンのOSを選択

 

3. メールアドレスを入力してダウンロード

 

4. ダウンロードされたディスクイメージを読み込む

 

5. アプリケーションへ変換

 

6. インストール完了!

 

 

3. 開発環境の構築手順

1. 左下の「+」ボタンを押下

 

2. サイトの名前を入力し、右下「CONTINUE」を押下

サイトの名前はあとからでも変更可能なので分かりやすい名前をつけておけば大丈夫です。

 

 

3. 「Preferred」を押下し、右下「CONTINUE」を押下

 

4. WordPressのユーザー名とパスワードを入力し、右下「ADD SITE」を押下

 

5. 「ADMIN」ボタンを押すとブラウザのWordPress管理画面が起動するのでログイン

 

6. 開発環境の構築完了!

 

おわりに

今回ご紹介した「LOCAL」では、WordPressでのサイト制作において快適な開発環境を構築できるだけでなく、作成したサイトをサーバーにあげることなく共有することも可能です。

 

本番サーバーに上げることなく、そのまま社内確認やお客様確認を行えるのでとても便利な機能ですね。

 

ぜひ様々な機能を駆使して、快適で効率のよい制作環境を整えてみてはいかがでしょうか。

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Webデザイナーが選ぶChromeのおすすめ拡張機能

 

使っている方も多いブラウザ「Chrome」ですが、拡張機能をいれるともっと使いやすくなります。
今回は、日々のデザインワークや業務をする上で私が実際に使っている拡張機能をご紹介します。

1.すべての人におすすめの拡張機能

1-1. FireShot

見ているページの全体をスクショする拡張機能です。縦に長いLPやWebサイトをスクショしたいときに使用します。

 

1-2. Moly Cropping Search

選択した部分を画像検索してくれる拡張機能です。似たような画像を探している場合に役立ちます。

 

1-3. Weblioポップアップ英和辞典

英語にマウスをかざすとすぐに日本語訳が表示される拡張機能です。

 

1-4. ブックマークサイドバー

ブックマークがサイドバーとなって表示されるので、とても見やすくなります。

 

1-5. Ubersuggest

SEOツールとして使える拡張機能です。検索ボリュームや競合キーワードが表示されます。

 

2.Webデザイナーにおすすめの拡張機能

2-1. ColorPick Eyedropper

見ているページの色のカラーコードを知りたいときに使用します。色が知りたい部分にマウスポインターをかざすだけでカラーコード情報がわかります。

 

2-2. Image Downloader

ページ内で使用されている画像を一括ダウンロードできる拡張機能です。個別に画像をダウンロードしたり、新しいタブで画像を開いたりもできます。

 

2-3. WhatRuns

見ているページに使用されているCMSやWebフォントなどの情報がわかる拡張機能です。

 

2-4. WhatFont

フォントの種類が知りたいテキストにマウスポインターをかざすと、フォント名がわかります。

 

2-5. Page Ruler Redux

幅を測りたいときに便利な拡張機能です。測りたい箇所をドラッグすると数値がわかります。

おわりに

今回は私が使用している拡張機能の中で特におすすめのものを紹介しました。この記事を参考に少しでも日々のデザインワークや業務の役に立てていただけたら幸いです。

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【Contact Form 7活用術】お問い合わせ内容を自動でGoogleスプレッドシートに保存する方法

 

昨今、採用サイトやイベントのお申し込みなど様々なことに利用されるお問い合わせフォームですが、受信メールを管理するのって意外と面倒ですよね。回答をまとめてCSV形式でエクスポートする方法もありますが、リアルタイムで更新された方が便利ではありませんか?

 

今回は、フォーム回答内容を自動でGoogleスプレッドシートに保存してくれるプラグイン『CF7 Google Sheets Connector』を紹介します。

1. 事前準備

CF7 Google Sheets Connectorを実装するためにはまずは事前準備が必要です。

準備内容の詳細な手続きについては省略させていただきます。

 

1-1. Contact Form 7の設置

まずはスプレッドシートと連携するお問い合わせフォームを『Contact Form 7』を使って作成してください。

『CF7 Google Sheets Connector』はContact Form 7用の拡張プラグインのため、他のフォームプラグインでは使用できません。

 

 

 

1-2. Googleスプレッドシートの作成

自動保存先となるスプレッドシートを作成してください。

後ほど、シート名とタブ名はプラグインの設定に使用するため英語で作成しましょう。

 

 

 

2. CF7 Google Sheets Connectorのインストールと設定

事前準備が完了したらプラグイン『CF7 Google Sheets Connector』をインストールし有効化してください。

 

>> CF7 Google Sheets Connector

 

2-1. 認証コードの取得

プラグインをインストールしたらサイドバー内の「お問い合わせ」から「Google Sheets」をクリックしてください。画面が遷移したら「Get Code」をクリックします。

 

 

 

「Get Code」をクリックするとGoogleの認証画面に遷移します。

スプレッドシートを作成したGoogleアカウントを選択してください。

 

 

 

この時、『CF7 Google Sheets Connector』にスプレッドシートの書き換え権限を与えなければならないため、下記の項目をチェックし、「Continue」をクリックしてください。

セキュリティが気になるようでしたら、新規でGoogleアカウントを作成してください。

 

 

 

画面が遷移し認証コードが表示されますので、そのままコピーしWordPressへ戻ります。

 

 

 

コピーしたコードを貼り付け「Save」をクリックします。

 

 

 

入力欄が「Currently Active」になっていれば成功です。

 

 

2-2. Contact Form 7の設定

認証が完了したら作成したコンタクトフォームを開いてください。

Google Sheetsのタブが増えているのでクリックします。

 

 

 

設定画面が開くので、ここで作成したスプレッドシートの情報を入力します。

①~④全て入力したら保存してください。

 

 

①シート名

事前準備にて作成したものを入力してください。

②シートID

スプレッドシートのリンクを確認し、d/から/までの文字列を入力してください。

例:https://docs.google.com/spreadsheets/d/~この間の文字列を入力~/edit~

③タブ名

事前準備にて作成したものを入力してください。

④タブID

再度スプレッドシートのIDを確認し、#gid=◯ この数字を入力してください。

例:https://docs.google.com/spreadsheets/d/xxxxxxxxxx/edit#gid=

 

2-3. Googleスプレッドシートの設定

事前準備にて作成したスプレッドシートの「どの列」に「どの情報」を保存するかを設定します。

作成したフォームと見比べながら作業しましょう。

 

フォームで設定したname属性をそのままスプレッドシートにコピーします。

 

 

 

この時、必ずスプレッドシートの1行目に記載してください。

任意で設定したname属性以外にもContact Form 7で用意されている特別なメールタグも使用できますので、必要であれば使用してください。

 

>>Contact Form 7 特別なメールタグ

 

 

 

これで全ての設定が完了です。設定後はフォームにお問い合わせがあれば自動でスプレッドシートに保存されます。

設定が完了したら2行目以降は自由に装飾できるので、自分の使いやすいように編集してください。

 

 

 

おわりに

今回は初心者の方にも分かりやすいよう画像を多く使用し、なるべく細かく説明しました。

最初だけ細かな設定が面倒かもしれませんが、一度設定してしまえば後は自動でプラグインが動いてくれるので、この記事を見ながらでもぜひ挑戦してみてください。

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