【WordPress】インスタグラムフィードをWebサイトに表示するプラグイン「Smash Balloon Social Photo Feed」の使い方

 

 

SNSが発達している今の時代、「TwitterやFacebook、Instagramのフィードをサイト内に埋め込みたい。」という要望をお客様からいただくことが多々あります。

Twitter、Facebookは公式のサービスを使えば埋め込むためのコードが発行されますが、Instagramに同様のサービスはありません。※2021年3月現在

 

今回紹介するプラグイン「Smash Balloon Social Photo Feed」を使用すれば、誰でも簡単にインスタグラムの投稿をサイト内に表示することができます。

1. Smash Balloon Social Photo Feedのインストール

 

①WordPress管理画面「プラグイン」→「新規追加」より「Smash Balloon Social Photo Feed」を検索しましょう。

②同じプラグインが二つ表示されていますが、有効インストール数の多いものをインストールして下さい。

③プラグインを有効化し、サイドバーに「Instagram Feed」と表示されていれば事前準備は完了です。

 

2. アカウントとの紐付け

 

プラグインの有効化が完了したらサイドバー「Instagram Feed」より設定画面を開きます。

赤枠内のボタンを選択し、インスタグラムの各種情報を入力します。

 

 

 

①アカウントタイプの選択

個人利用なのか業務として利用するのかを選択して下さい。

 

②Instagramアカウントを接続する

接続を選択すると次の画面に遷移します。

 

 

 

サイト内に表示させたいインスタグラムのログイン情報を入力します。

 

 

 

プラグインがフィードを取得するため「許可する」を選択して下さい。

 

 

 

インスタグラムとの紐付けが完了したら赤枠内に先ほど設定したアカウント名が表示されます。

この画面が表示されていればアカウントの紐付けは完了です。

 

3. Instagramをサイトに表示する

 

先ほどインスタグラムとの紐付けを行なった設定画面を下にスクロールすると、「フィードを表示する」が現れます。

説明文にある通り、[instagram-feed]をコピーし、表示させたい箇所に貼り付けて下さい。

 

 

 

今回は私の個人的なアカウントを紐付けましたので可愛い愛犬がサイト上に表示されました。

残念ですが、今回は愛犬については割愛させていただきます。

 

4. レイアウトの変更

 

Instagram Feed設定画面「2.カスタマイズ」よりレイアウトの変更が可能です。

表示する枚数や並び、その他ボタンの装飾なども設定画面から手軽に行うことが可能です。

 

 

 

また、出力されるコードには細かくclass名が付いているので、スタイルシートからのレイアウト変更も可能です。自分好みのレイアウトに変更しましょう。

 

おわりに

今回はインスタグラムフィードをWebサイトに表示するプラグイン「Smash Balloon Social Photo Feed」を紹介しました。

飲食店やアパレルショップ、美容院などのサイト制作で使用することが多いので、使用する際はこの記事を参考にしてみて下さい。

弊社では士業やメディア、医療関係の制作実績もありますので、Webサイトについてお悩みがある方は、お気軽にお問い合わせください。

Web制作でよく使われているオススメGoogle Fonts

誰でも無料で使用できて商用利用も可能な「Google Fonts」。もはやサイト制作では必須のWebサービスですよね。一つのサイト内でも日本語用フォントと英語用フォントを使い分けることで、サイトの雰囲気はガラリと変わります。Webデザイナーなら上手く活用したいところです。

しかし今現在、Google Fontsに登録されているフォントの数は1000種類以上あります。日本語フォントはまだ数が少ないものの、英語フォントは数が膨大なのでサイトの雰囲気にあったものを探し出すのは困難です。

そこで今回は、Web制作の現場でよく使われているオススメのGoogleフォントをご紹介します。ただフォントを羅列しても、どういう系統のサイトに使えるのかわからないので、それぞれの特長やシーン等を交えつつ紹介したいと思います。

1. Lato

スタイル:10種類

シンプルでクセのないフォントです。スタイルの種類も豊富で、どんな系統のサイトにも適応できる安定感があります。「6」「7」「9」といった数字がシンプルで読みやすいので、お問い合わせの電話番号がコンバージョンとなるサイトに使用すると効果的です。大文字の「Q」のヒゲが可愛いですね。

[ Latoはこちら ]

2. Roboto

スタイル:12種類

Googleのデザイナーが開発したフォントです。Androidのシステムフォントとしても使われているので、シンプルながら非常に洗練されていて読みやすいです。スタイルが12種類と豊富なので、このフォント1つでデザインにコントラストをつけることができます。

[ Robotoはこちら ]

3. Montserrat

スタイル:18種類

デザインアイデアのインプットのため、毎日色々なサイトを回遊していますが、ここ最近もっとも多く目にするのが「Montserrat」です。キービジュアルのコピーや見出しでよく使われています。大文字の頭でっかちな「R」が可愛げがあって好きです。インパクトを出したいが固くなりすぎず、可愛らしさも演出したい時にオススメです。

[ Montserratはこちら ]

4. Poppins

 

Poppins
スタイル:18種類

こちらも最近のコーポレートサイトでよく見かけるフォントです。大文字と太字のセットで使われていることが多いです。「O」や「C」が丸く、力強さの中にも可愛げがあるので、少し遊び心を演出したい時にオススメです。読みやすいフォントなので、見出しとしても本文としても使えます。

[ Poppinsはこちら ]

5. Rubik

Rubik
スタイル:14種類

角に少し丸みを帯びた柔らかい印象のフォントです。くだけすぎるのは良くないが、少し柔らかい印象にしたい時にオススメです。柔らかくて読みやすいので、子供向けにも大人向けのデザインにも使えます。最近、実際のデザイン業務で使ってみて、その使い勝手の良さを実感したフォントです。

[ Rubikはこちら ]

6. Oswald

Oswald
スタイル:6種類

縦長でスタイリッシュな印象のフォントです。文字数が多くてもスペースを大きく取らないため、グローバルナビゲーションや見出しに重宝します。大文字で書くとまとまり感があり、レイアウトがしやすいためキービジュアルのコピーとしても使いやすいです。

[ Oswaldはこちら ]

おわりに

今回はWeb制作でよく使われている定番のGoogleフォントを紹介しました。

今まで日本語フォントは考慮していたけど、英語用フォントは深く考えたことがなかった…という方はぜひ今回紹介したフォントをお試しください。メールアドレスや電話番号のフォントが変わるだけでも、デザインが引き締まることを実感できます。ただし、Google Fontsは使用しすぎるとサイトの表示速度が遅くなってしまうので、使いすぎには注意しましょう。(過去記事参照

Google Fontsには今も新しいフォントが続々と追加されています。(この記事を書いている数日前にも、日本語フォントが大量に追加されました)Google Fontsを活用してWebデザインの表現の幅を広げていきましょう。


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「LOCAL」で快適なWordPress開発環境を構築!

 

WordPressでサイトを構築する際、皆さんはどのような開発環境で制作を進めますか?
PHPファイルはローカル環境で動かないので、通常は開発サーバーにアップロードする必要がありますが、ローカル環境でも確認できた方が便利ですよね。

 

ローカルでの開発環境を構築する上でよく使用されているのが「MAMP(Mac特化)」、「XAMPP(Windows特化)」、「LOCAL」などの無料パッケージではないでしょうか。

 

今回は「LOCAL」のセッティング方法をご紹介します。

 

1. 開発環境構築のメリット

ただのHTMLファイルであれば、使用エディタ(Visual Studio Codeなど)のプラグインなどを使用して、現在どのような見え方になるか確認できるので問題ありません。

 

しかし、WordPressのPHP言語など他言語を扱うサイト構築の際は、サーバーにファイルをアップロードしないと現状の見え方・動作を確認することができません。ローカルでの開発環境を構築するとアップロードの手間を省けるだけでなく、以下のメリットがあります。

 

開発環境構築のメリット
・ネット環境がなくても作業できる
・不具合があっても本番環境に影響しない
・無料で始められる
・本番サーバーにアップロードせずに他者共有(確認)できる

 

開発環境構築のデメリット
・本番環境移行の手間がある

 

2. インストール手順

それでは早速以下サイトより「LOCAL」をインストールしましょう。

https://localwp.com/

 

1. 右上の「DOWNLOAD」ボタンを押下

 

2. 使用するパソコンのOSを選択

 

3. メールアドレスを入力してダウンロード

 

4. ダウンロードされたディスクイメージを読み込む

 

5. アプリケーションへ変換

 

6. インストール完了!

 

 

3. 開発環境の構築手順

1. 左下の「+」ボタンを押下

 

2. サイトの名前を入力し、右下「CONTINUE」を押下

サイトの名前はあとからでも変更可能なので分かりやすい名前をつけておけば大丈夫です。

 

 

3. 「Preferred」を押下し、右下「CONTINUE」を押下

 

4. WordPressのユーザー名とパスワードを入力し、右下「ADD SITE」を押下

 

5. 「ADMIN」ボタンを押すとブラウザのWordPress管理画面が起動するのでログイン

 

6. 開発環境の構築完了!

 

おわりに

今回ご紹介した「LOCAL」では、WordPressでのサイト制作において快適な開発環境を構築できるだけでなく、作成したサイトをサーバーにあげることなく共有することも可能です。

 

本番サーバーに上げることなく、そのまま社内確認やお客様確認を行えるのでとても便利な機能ですね。

 

ぜひ様々な機能を駆使して、快適で効率のよい制作環境を整えてみてはいかがでしょうか。

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Webデザイナーが選ぶChromeのおすすめ拡張機能

 

使っている方も多いブラウザ「Chrome」ですが、拡張機能をいれるともっと使いやすくなります。
今回は、日々のデザインワークや業務をする上で私が実際に使っている拡張機能をご紹介します。

1.すべての人におすすめの拡張機能

1-1. FireShot

見ているページの全体をスクショする拡張機能です。縦に長いLPやWebサイトをスクショしたいときに使用します。

 

1-2. Moly Cropping Search

選択した部分を画像検索してくれる拡張機能です。似たような画像を探している場合に役立ちます。

 

1-3. Weblioポップアップ英和辞典

英語にマウスをかざすとすぐに日本語訳が表示される拡張機能です。

 

1-4. ブックマークサイドバー

ブックマークがサイドバーとなって表示されるので、とても見やすくなります。

 

1-5. Ubersuggest

SEOツールとして使える拡張機能です。検索ボリュームや競合キーワードが表示されます。

 

2.Webデザイナーにおすすめの拡張機能

2-1. ColorPick Eyedropper

見ているページの色のカラーコードを知りたいときに使用します。色が知りたい部分にマウスポインターをかざすだけでカラーコード情報がわかります。

 

2-2. Image Downloader

ページ内で使用されている画像を一括ダウンロードできる拡張機能です。個別に画像をダウンロードしたり、新しいタブで画像を開いたりもできます。

 

2-3. WhatRuns

見ているページに使用されているCMSやWebフォントなどの情報がわかる拡張機能です。

 

2-4. WhatFont

フォントの種類が知りたいテキストにマウスポインターをかざすと、フォント名がわかります。

 

2-5. Page Ruler Redux

幅を測りたいときに便利な拡張機能です。測りたい箇所をドラッグすると数値がわかります。

おわりに

今回は私が使用している拡張機能の中で特におすすめのものを紹介しました。この記事を参考に少しでも日々のデザインワークや業務の役に立てていただけたら幸いです。

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【Contact Form 7活用術】お問い合わせ内容を自動でGoogleスプレッドシートに保存する方法

 

昨今、採用サイトやイベントのお申し込みなど様々なことに利用されるお問い合わせフォームですが、受信メールを管理するのって意外と面倒ですよね。回答をまとめてCSV形式でエクスポートする方法もありますが、リアルタイムで更新された方が便利ではありませんか?

 

今回は、フォーム回答内容を自動でGoogleスプレッドシートに保存してくれるプラグイン『CF7 Google Sheets Connector』を紹介します。

1. 事前準備

CF7 Google Sheets Connectorを実装するためにはまずは事前準備が必要です。

準備内容の詳細な手続きについては省略させていただきます。

 

1-1. Contact Form 7の設置

まずはスプレッドシートと連携するお問い合わせフォームを『Contact Form 7』を使って作成してください。

『CF7 Google Sheets Connector』はContact Form 7用の拡張プラグインのため、他のフォームプラグインでは使用できません。

 

 

 

1-2. Googleスプレッドシートの作成

自動保存先となるスプレッドシートを作成してください。

後ほど、シート名とタブ名はプラグインの設定に使用するため英語で作成しましょう。

 

 

 

2. CF7 Google Sheets Connectorのインストールと設定

事前準備が完了したらプラグイン『CF7 Google Sheets Connector』をインストールし有効化してください。

 

>> CF7 Google Sheets Connector

 

2-1. 認証コードの取得

プラグインをインストールしたらサイドバー内の「お問い合わせ」から「Google Sheets」をクリックしてください。画面が遷移したら「Get Code」をクリックします。

 

 

 

「Get Code」をクリックするとGoogleの認証画面に遷移します。

スプレッドシートを作成したGoogleアカウントを選択してください。

 

 

 

この時、『CF7 Google Sheets Connector』にスプレッドシートの書き換え権限を与えなければならないため、下記の項目をチェックし、「Continue」をクリックしてください。

セキュリティが気になるようでしたら、新規でGoogleアカウントを作成してください。

 

 

 

画面が遷移し認証コードが表示されますので、そのままコピーしWordPressへ戻ります。

 

 

 

コピーしたコードを貼り付け「Save」をクリックします。

 

 

 

入力欄が「Currently Active」になっていれば成功です。

 

 

2-2. Contact Form 7の設定

認証が完了したら作成したコンタクトフォームを開いてください。

Google Sheetsのタブが増えているのでクリックします。

 

 

 

設定画面が開くので、ここで作成したスプレッドシートの情報を入力します。

①~④全て入力したら保存してください。

 

 

①シート名

事前準備にて作成したものを入力してください。

②シートID

スプレッドシートのリンクを確認し、d/から/までの文字列を入力してください。

例:https://docs.google.com/spreadsheets/d/~この間の文字列を入力~/edit~

③タブ名

事前準備にて作成したものを入力してください。

④タブID

再度スプレッドシートのIDを確認し、#gid=◯ この数字を入力してください。

例:https://docs.google.com/spreadsheets/d/xxxxxxxxxx/edit#gid=

 

2-3. Googleスプレッドシートの設定

事前準備にて作成したスプレッドシートの「どの列」に「どの情報」を保存するかを設定します。

作成したフォームと見比べながら作業しましょう。

 

フォームで設定したname属性をそのままスプレッドシートにコピーします。

 

 

 

この時、必ずスプレッドシートの1行目に記載してください。

任意で設定したname属性以外にもContact Form 7で用意されている特別なメールタグも使用できますので、必要であれば使用してください。

 

>>Contact Form 7 特別なメールタグ

 

 

 

これで全ての設定が完了です。設定後はフォームにお問い合わせがあれば自動でスプレッドシートに保存されます。

設定が完了したら2行目以降は自由に装飾できるので、自分の使いやすいように編集してください。

 

 

 

おわりに

今回は初心者の方にも分かりやすいよう画像を多く使用し、なるべく細かく説明しました。

最初だけ細かな設定が面倒かもしれませんが、一度設定してしまえば後は自動でプラグインが動いてくれるので、この記事を見ながらでもぜひ挑戦してみてください。

弊社では士業やメディア、医療関係を中心にサイト制作を行っております。webサイトについてお悩みのある方はお気軽にお問い合わせください。

 

CSSセレクタを最適化してWebサイトを高速化

Webデザイナーの中にはデザインだけでなくコーディングまで担当している方も多いと思いますが、CSSがどのような処理を経てHTMLに適用されているかご存知でしょうか?

CSSでスタイルを指定するセレクタには「要素型セレクタ」や「クラスセレクタ」「子孫セレクタ」「隣接セレクタ」など色々ありますが、使用するセレクタによってはHTMLへの適用処理に時間がかかり、パフォーマンス低下の要因となるものがあります。

今回はCSSがHTMLに適用される仕組みと、パフォーマンス向上のための改善ポイントについて紹介します。

1. ブラウザのレンダリング

CSSがHTMLにどのように適用されているかを知るには、ブラウザのレンダリングについて理解する必要があります。ChromeやSafariなどブラウザによって使用されているレンダリングエンジンは異なりますが、いずれもページが表示されるまでのプロセスは、次の4つのフェーズに分けることができます。

ブラウザのレンダリング

1-1. Loading

最初のフェーズではリソースの「ダウンロード」と「パース」の2つの処理が行われます。

「リソースのダウンロード(Download)」
最初にHTMLを取得し、その中で参照されているCSS、JavaScript、画像ファイルといったリソースが読み込まれます。

「リソースのパース(Parse)」
取得したリソースをパース(構文解析)して、レンダリングエンジンの内部表現に変換します。
・HTML → DOMツリー(Document Object Model)に変換。
・CSS → CSSOMツリー(CSS Object Model)に変換。

1-2. Scripting

JavaScriptのコードをJavaScriptエンジンに引き渡して実行します。

1-3. Rendering

レイアウトツリーを構築します。このフェーズでは「スタイルの計算」と「レイアウト」の2つの処理が行われます。

「スタイルの計算(Calculate Style)」
DOM要素に対して、どのCSSプロパティが適用されるかを計算する。

「レイアウト(Layout)」
要素の大きさや余白、位置などのレイアウト情報を計算する。

1-4. Painting

最後にレンダリング結果を描画します。このフェーズでようやくユーザーが見る画面が描画されます。ここでは「ペイント(Paint)」「ラスタライズ(Rasterize)」「レイヤーの合成(Composite Layers)」の3つの処理が行われます。


これら4つの処理にかかる時間は、Chromeの開発者ツールで確認することができます。

開発者ツールで確認   1. Chromeで計測したいサイトを開く。 2. 開発者ツールを起動して「パフォーマンス」タブを開く。 3. ページをリロードする。 4. 「Summary」に各フェーズの処理時間が表示される。

2. スタイルの計算(Calculate Style)

CSSがHTMLに適用されるのは「Rendering」フェーズの「スタイルの計算(Calculate Style)」になります。ここからはCSSがどのように処理されているのかを紹介します。

2-1. マッチング処理は総当り

「Loading」フェーズで構築されたDOMツリーとCSSOMツリーから、すべてのDOM要素に対して、どのCSSプロパティが当たるのかを計算します。この時の計算方法は、すべてのDOM要素にどのCSSルールのセレクタがマッチするのか総当りしていきます。例えばDOM要素が100個、CSSルールが50個あった場合、100×50=5,000回のマッチング処理が行われることになります。

1つのDOM要素に複数のCSSルールがマッチする場合は、CSSルールの詳細度を算出して、適用するCSSプロパティを判断していきます。

2-2. CSSセレクタの処理は右から左

あるDOM要素とCSSルールが適合するかどうかは、CSSセレクタのマッチング処理によって判別されます。そしてCSSセレクタのマッチング処理は、右から左に向けて行われます。

例)CSSセレクタのマッチング処理の流れ


body > .header > a.logo { ... }

1. DOM要素のclassに「logo」が含まれている
2. その要素名が「a」である
3. その親要素のclassに「header」が含まれている
4. その親要素のDOM要素名が「body」である

一見、記述通りに左から右へ処理されていくと思ってしまいがちなので注意です。右から順に一つ一つの試行がすべて通って、はじめてマッチしているとみなされます。

3. CSSの最適化

CSSがHTMLに適用される仕組みを知ると、改善するポイントが見えてきます。ここからはパフォーマンスを考慮したCSSセレクタの記述方法について紹介します。

3-1. CSSセレクタをシンプルにする

CSSセレクタの処理が右から左に行われるということは、セレクタの記述が長ければ長いほど、処理に時間がかかるということになります。これを改善する方法はセレクタの記述をシンプルにすることです。複数のセレクタを組み合わせて指定するのをやめて、クラスセレクタ1つで記述することでマッチング処理が最速になります。

例1)h1タグにclassを付与する


// BAD
div.box > h1 { ... }

// GOOD
.box__title { ... }

例2)aタグにclassを付与する


// BAD
nav.g-nav > ul > li > a { ... }

// GOOD
.g-nav__link { ... }

CSSセレクタをシンプルに記述するには、CSS設計の「BEM」を取り入れるのが有効です。BEMは基本的に1つのクラスセレクタのみを使用するルールとなっており、classの命名規則も定まっているため、非常に効率良くコーディングを進めることができます。

BEMについては以前のコラムでも紹介しているので、合わせてご覧ください。

https://dol.co.jp/column/bem%e3%83%bbflocss%e3%81%ab%e3%82%88%e3%82%8bcss%e8%a8%ad%e8%a8%88%e3%81%ae%e3%81%99%e3%81%99%e3%82%81/

3-2. 子孫セレクタや間接セレクタを控える

子孫セレクタや間接セレクタは要素の親子関係で指定するため、必然的にセレクタの記述が長くなってしまいます。また、これらのセレクタはマッチング処理でたどる要素が大きくなりすぎてしまうので、極力使用するのは控えましょう。

例)子孫セレクタ


#wrapper .box { ... }

例)間接セレクタ(h1以降にあるp要素)


h1 ~ p { ... }

3-3. 不要なCSSルールを削除する

コーディングを進めていると初期に記述したCSSルールで不要なものも出てきますが、忘れずにしっかり削除しましょう。CSSセレクタのマッチングは総当りで行われるので、不要なCSSルールを1つでも減らすことができれば、DOM要素の数だけ処理を減らすことができます。

おわりに

今回はブラウザレンダリングの仕組みと、CSSセレクタの最適化について紹介しました。

Webデザイナーとして勤めている方でも、CSSセレクタが右から処理されていることを知らなかった…という人はいるのではないでしょうか?ブラウザレンダリングの仕組みを知らなくてもサイトを作ることは可能ですが、仕組みを理解していないとサイトが重たくなる要因がどこにあるのか気付くことができません。優れたUX(ユーザー体験)を提供するためにも、パフォーマンス向上となるポイントがどこなのか把握できるようにしておきましょう。


弊社では士業やメディア、医療関係を中心にサイト制作を行っております。Webサイトについてお悩みのある方はお気軽にお問い合わせください。

参考文献:
『Webフロントエンド ハイパフォーマンス チューニング』久保田光則・著

情報を分かりやすく伝えるためのWebデザイン 4つの法則

 

Webデザインを行う人を”デザイナー”と呼ぶため、なにか芸術的なデザインを創り出すアーティストのようなイメージを持つ方も少なくないかと思います。
しかし、Webデザインは「コンテンツ(情報)をいかに分かりやすく適確に伝えるか」がベースとなります。

 

それゆえ抽象的であったり、解釈が見る人によって変わってしまうようなデザインでは、情報伝達の目的を達成しているとは言えません。

 

また、コンテンツや目的・伝えたいことが定まらない状態でデザインだけを先に進めることも困難です。コンテンツや目的が揃って、はじめてデザインに取り掛かることができます。

 

これらを踏まえてWebデザインを作成するには、分かりやすくなる理由(=理論・統計)を知り実践していくことが大事です。

 

そこで今回は、より良いデザインにするために役立つであろう法則を紹介します。

①「5ハットラックス The Five Ultimate Hatracks/LATCH」

情報デザインや情報アーキテクチャ分野における先駆者、リチャード・ソール・ワーマン氏が提唱した情報の整理方法です。

情報を分かりやすく表現する術を知る

1. ロケーション
場所と情報を組み合わせて表示することで分かりやすくなる。
例)電車の路線図、ショッピングモールのフロアマップ

 

2. アルファベット
数が多い時に利用すれば探しやすくなる。
例)あいうえお順に表示された都道県や国名など

 

3. 時間
時系列に沿って情報を表示し、見つけやすくする。
例)ニュースサイトでの新着順記事や、twitterやfacebookの投稿

 

4. カテゴリ
サイズ別・色別などカテゴリで情報の表示を分別する。
例)家電量販店サイトの製品別ページなど

 

5. ヒエラルキー
階層をもたせて表示する。
例)人気ランキングやよく使う順など

 

②「ミラーの法則 Miller’s Law」

プリンストン大学の認知心理学者、ジョージ・A・ミラー氏が発見した法則。

情報を覚えやすい設計にする

「マジカルナンバー7±2」という論文で、人間が短期的(15秒〜30秒)に記憶できる量には限りがあり、その情報の量は7±2であると発表しました。

 

この数字は「かたまり」の数を意味しており、そのかたまりを「チャンク」と呼びます。
人間は、情報を幾つかの「かたまり(チャンク)」にして記憶しているというものです。

 

誤った見解として、ナビゲーションの項目やカルーセルの数は最大7±2個までにするべきだと思われがちですが、あくまでこの法則は、認知しやすい・覚えておく必要がある項目に対しての量を示しています。

 

例えば、電話番号のように「0363654475」とそのまま10桁並べられた状態で把握しようとしても、なかなか覚えることができません。
ですが、「03-6365-4475」のように3つのかたまり(チャンク)に分けて表記することで認識・記憶しやすくなります。

 

③「ヒックの法則 Hick’s Law」

選択肢が二つ以上ある場合など、選択肢の数が増えるほど、ユーザーの意思決定にかかる時間も相対的に増えてしまうという法則。

過剰な選択肢の提供は、選択すること自体を放棄されかねない

単純な法則ですが、意外と活用できていないことが多いです。選択肢の多さは自由であるとともに悩む原因を増やすことでもある、と心に留めておく必要があります。
ユーザーに自由な選択肢を与えれば与えるほど良い環境かと思えば、実際は意思決定を遅らせ、結局何も選ばれないという結果に終わってしまうからです。

 

この法則を実証した有名な実験に、ジャムの法則というものがあります。
24種類のジャムと6種類のジャムをそれぞれ並べたとき、どちらが売れるか比較したものです。

 

試食の割合だけで見れば、24種類のジャムは60%、6種類のジャムは40%と、
24種類のジャムの方が多くの人に興味を持たれ試食されました。

 

しかし実際に購入した人の割合は、24種類のジャムが60%中の3%、6種類のジャムは30%となり、選択肢の数を減らした方の売り上げが10倍になるという結果が出ました。

 

参考:n(選択肢の数)が多ければ多いほど意思決定までの所要時間がかかってしまう。

 

公式 T=a+b log2(n+1)

 

T=所要時間
a=意思決定を除く所要時間
b=実験から得られた平均的意思決定時間
n=選択肢の数

④「フィッツの法則 Fitts’s Law」

人間工学における人間の行動をモデル化したもので、対象への移動にかかる時間と距離やサイズの相関関係を予測します。

人間の行動モデルを考慮しデザインへ適用する

デザインを考える際にフィッツの法則を活用することで、標準的な人間の行動をもとに快適で使いやすいインターフェイスを作れるようになります。

 

例えば「画面上部のメニューバーなど、画面端にあるボタンは押しやすい」のように、クリックしやすい場所に配置すること、クリックしやすい大きさのボタンにすることで選ばれやすくします。

 

参考:ターゲットまでの通達時間は、ターゲットの大きさと距離によってかわる。

 

公式 T=a+blog2(1+D/W)

 

T=ターゲットまでの時間
a=ポインターの移動開始時間と停止時間
b=ポインターの速度
D=開始ポイントとターゲットの中心までの距離
W=ターゲットの大きさ(動きの方向に測った対象物の幅)

 

おわりに

直感的に使いやすいデザインを作成するためにも、人間工学やデザイン理論を知っておくことは有益です。

 

今回はその一部を簡単にご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。興味を持つきっかけとなったり、何かのお役に立てれば嬉しく思います。

弊社では士業やメディア、医療関係を中心にサイト制作を行っております。Webサイトについてお悩みのある方はお気軽にお問い合わせください。

 

参考文献:
『UXと理論で作るWebデザイン』 川合 俊輔, 大本あかね, 菊池崇・著

 

現役Webデザイナーが選ぶオススメの書籍5選

 

デザインは、今まで勉強したことや見た事、体験・経験したことから引き出されます。
今回はその引き出しを増やしてくれる書籍を紹介します。また、コーディングに役立つ書籍もあわせてご紹介いたします。

1. おすすめデザイン書籍

1-1. ほんとに、フォント。

フォントに気を使うだけでデザインがグッと締まります。この書籍ではフォントの種類だけでなく、文字の大きさや間隔についても説明があります。いずれもサンプルデザインを用いた説明があり、見ているだけでも楽しい書籍です。

 

フォントの重要性については、以前のコラムでご紹介しておりますのでぜひご覧ください。

https://dol.co.jp/column/%e3%83%87%e3%82%b6%e3%82%a4%e3%83%8a%e3%83%bc%e3%81%8c%e8%a6%9a%e3%81%88%e3%81%a6%e3%81%8a%e3%81%8f%e3%81%b9%e3%81%8d%e6%96%87%e5%ad%97%e3%81%ae%e6%89%b1%e3%81%84%e6%96%b9/

1-2. Webデザイン良質見本帳

Webサイトにはコーポレートサイトやクリニック、士業サイトなどさまざまな種類があります。この書籍はWebデザインを種類別に紹介しています。なんとなくデザインを紹介するのではなく、サンプルデザインを用いて説明しています。

 

誰に向けたサイトなのか情報を整理することの大切さは、以前のコラムでも少し触れているのでぜひご覧ください。

https://dol.co.jp/column/%e3%83%87%e3%82%b6%e3%82%a4%e3%83%8a%e3%83%bc%e3%81%8c%e8%a6%9a%e3%81%88%e3%81%a6%e3%81%8a%e3%81%8f%e3%81%b9%e3%81%8d%e3%83%87%e3%82%b6%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%81%ae%e5%9f%ba%e6%9c%ac%e3%83%ab%e3%83%bc/

1-3. 配色パターンコレクション

この書籍は、テーマごとに配色をまとめています。エレガントやスウィートなどさまざまなテーマでサンプルデザインを用いて説明しています。配色パターンも複数提示されているので、手元に置いておきたい1冊です。

 

以前のコラムでは配色の助けとなるWebサービスをご紹介していますので、ぜひご覧ください。

https://dol.co.jp/column/%e3%83%87%e3%82%b6%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%81%ae%e9%85%8d%e8%89%b2%e3%82%92%e8%80%83%e3%81%88%e3%82%8b%e9%9a%9b%e3%81%ab%e5%8f%82%e8%80%83%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8b%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%83%88%e3%81%be/

2. コーディングに役立つ書籍

2-1. CSS設計完全ガイド

CSS設計はコーディングする際に気を付けておくべきルールのようなもので、後で追加、修正する際にできるだけ容易にすることができる設計のことです。この書籍ではサンプルコードを用いて説明しているので、なぜこの設計では問題があるのかという事を分かりやすく理解できます。

 

こちらの書籍でも紹介されているBEMについては、以前のコラムでも紹介しているのでぜひご覧ください。

https://dol.co.jp/column/bem%e3%83%bbflocss%e3%81%ab%e3%82%88%e3%82%8bcss%e8%a8%ad%e8%a8%88%e3%81%ae%e3%81%99%e3%81%99%e3%82%81/

2-2. Web制作者のためのSassの教科書

SCSSの導入から書き方まで丁寧に紹介している書籍です。CSSに比べてハードルが高いSCSSですが、この書籍では丁寧に説明されているので手元にあればとても心強い一冊です。

 

SCSSを使用するのであれば、VS Codeはおすすめのエディタです。
以前のコラムでVS Codeのプラグインについて紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

https://dol.co.jp/column/vs-code-%e3%81%8a%e3%81%99%e3%81%99%e3%82%81%e3%83%97%e3%83%a9%e3%82%b0%e3%82%a4%e3%83%b3%e7%b4%b9%e4%bb%8b/#a3

おわりに

今回は私が読んだ書籍の中で特におすすめの書籍を紹介しました。この記事を参考に少しでもデザインワークやコーディングの役に立てていただけたら幸いです。

弊社では士業やメディア、医療関係を中心にサイト制作を行っております。webサイトについてお悩みのある方はお気軽にお問い合わせください。

参考になるWebデザインギャラリーサイトまとめ10選

 

みなさんはWebデザイン制作の勉強や、実際の業務で制作に行き詰まったとき、どのようにしていますか?

おそらく色んなサイトを見てアイディアを模索していると思います。

そんな時に便利なギャラリーサイトを集めてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

SANKOU!

https://sankoudesign.com/

 

SANKOU!はWebサイトのみならずLPも掲載しています。

さらに細かなカテゴリ分けもされているので非常に使いやすいサイトです。

 

I/O 3000

https://io3000.com/

 

I/O 3000もシンプルで使いやすいサイトなのですが、特にシャッフル機能がオススメです。

同一カテゴリのデザインから良いアイディアが浮かばない時は、他のカテゴリーのデザインが参考になるかもしれません。

 

MUUUUU.ORG

https://muuuuu.org/

 

MUUUUU.ORGは縦に長いレイアウトを集めたギャラリーサイトです。

更新頻度も高く、今現在の流行を知ることも出来ます。

 

URAGAWA

https://uragawa.work/

 

URAGAWAはワンクリックでスマートフォン用のデザインも確認できる便利なサイトです。

現在Webサイトの閲覧端末はスマートフォンが7割もしくはそれ以上と言われています。

サイト制作を受注する際も「スマホファーストで」と依頼されることが多々ありますので、ワンクリックでスマートフォン用のデザインを確認できるのは便利ですね。

 

Web Design Clip

https://www.webdesignclip.com/

 

Web Design Clipは国内、海外のカテゴリ分け意外にも、LPやスマートフォン用デザインも用意されています。

また、メインカラー、サブカラー、レイアウトなど細かな検索設定ができるため、自分好みのサイトを見つけやすそうです。

 

81-web.com

https://81-web.com/

 

81-web.comは更新頻度が高く、毎日1サイトは必ず掲載されます。

また、レイアウトも見やすくファーストビュー以外の情報はサムネイルをホバーしなければ表示されないため、デザインにだけ集中してサイトを探すことができます。

 

Responsive Web Design JP

https://responsive-jp.com/

 

Responsive Web Design JPはその名の通り、レスポンシブデザインのサイトをまとめたギャラリーサイトです。

スマートフォンデザインを掲載しているサイトは他にもありますが、このサイトではタブレット用デザインも掲載されています。

 

Siteinspire

https://www.siteinspire.com/

 

Siteinspireは海外のギャラリーサイトなので、日本とはまた違ったデザインを見ることができます。

検索項目も細かく指定できるので、希望にあったサイトを見つけられそうです。

 

Awwwards

https://www.awwwards.com/

 

Awwwardsはギャラリーサイトではなく、世界中から集められたデザインを表彰するサイトです。

誰でも応募することは可能ですが採点基準がしっかり設けられており、表彰されているサイトをただ見ているだけでも勉強になります。

その基準はデザイン性のみではなく、クリエイティビティ、ユーザビリティ、コンテンツも評価されるため、サイト制作の参考にすると良いでしょう。

 

Siiimple

https://siiimple.com/

 

Siiimpleはシンプルな見た目のサイトを多く掲載しています。手の込んだデザインだけがデザインではないことを学べるギャラリーサイトです。

 

おわりに

今回はWeb制作やデザインの勉強の際に役立つギャラリーサイトをまとめてみました。

 

デザインには流行り廃りがあるので、今のトレンドを敏感にキャッチするスキルもデザイナーには必要です。

ギャラリーサイトでデザインをたくさん見ることで、自分の引き出しにアイディアを詰め込んでいきましょう。

弊社では士業やメディア、医療関係を中心にサイト制作を行っております。Webサイトについてお悩みのある方はお気軽にお問い合わせください。